Interview
優しさとは、ちゃんと向き合うこと。
人に興味を持つことから、すべては始まる。
管理本部 執行役員本部長
総務部・財務部 部長
I.J.
2006年中途入社
何も言わないことが優しさじゃない。
その人の先まで考えて、向き合う
私が思う優しさは、叱らないことでも、何でも本人に任せることでもありません。それでその人が数年後に困ると分かっているなら、必要なことはきちんと伝えた方がいい。時には耳の痛い話をすることもありますが、それも相手を大切に思っているからです。会社として長く一緒に働いてほしいのであれば、その人が将来もきちんと力を発揮できるように育てる責任があると思っています。目の前だけを見れば、何も言わない方がお互いに楽かもしれない。でも、その人のこれからまで考える。それが私にとっての「優しさ」です。

相手を知らなければ、本当に
必要なサポートはできないと思う
仕事でもマネジメントでも、すべての出発点は「人に興味を持つこと」だと思っています。相手が何を大切にしていて、今どんな状況にいて、何に困っているのか。それを知らなければ、本当に必要なサポートはできません。もちろん、プライベートまで何でも話してほしいわけではなく、「仕事と私生活は分けたい」という価値観もその人らしさの一つです。100人いれば100通りの考え方があっていい。大切なのは、自分の価値観を押しつけるのではなく、「この人はどういう人なんだろう」と知ろうとすること。その興味が、気遣いや想像力にもつながっていくと思います。
「自分なら」ではなく、「この人なら」。
同じ接し方が正解とは限らない
私は、人によって接し方が違っていいと思っています。細かく相談しながら進めたい人もいれば、ある程度任せてもらった方が力を発揮できる人もいる。仕事を最優先したい人もいれば、家族や自分の時間を大切にしたい人もいます。どれが正しい、間違っているという話ではありません。その人が何を大切にしたいのかを理解したうえで、それをできるだけ実現できるように協力したい。ただし、望む働き方と求める成果が合っているかは一緒に考える必要があります。「自分ならこうする」ではなく、「この人ならどうするのがいいか」。そこまで考えるのがマネジメントだと思っています。

違うタイプがいていい。
でも、目指す方向だけはみんなで共有する
組織には、いろいろなタイプの人がいた方がいいと思っています。自分からどんどん動く人もいれば、決められた仕事を正確に進めることが得意な人もいる。それぞれが力を発揮できる役割はあるはずです。一方で、会社という組織で働く以上、「何を目指しているのか」という方向は共有しておく必要があります。Man to Manで私がいい光景だと思うのは、役職に関係なく「ここを変えた方がいい」と気づいた人が声を上げ、自然に小さな打ち合わせが始まるような場面です。違いを認めながら、より良くするためには一緒に動く。そんな組織であり続けてほしいですね。

スキルだけではなく、考え、気遣い、
経験を重ねた「厚みのある人」へ
若い人には、できるだけ多くの人と話し、いろいろな考え方に触れてほしいと思います。そして何か行動する時には、「なぜ自分はこう思ったんだろう」「相手だったらどう考えるだろう」と、自分で問いかける癖をつけてほしい。考えることは訓練できますし、経験を重ねるほど物事を見る角度も増えていきます。人の成長は、ただ右肩上がりに能力が増えることではなく、経験によって人としての「厚み」が増していくことだと思うんです。相手が大切にしているものを、自分も大切にできる気遣いを持つ。知識やスキルだけではない、そんな厚みのある人になってほしいですね。